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草枕の道 3  

鳥越峠の茶屋を出発し、石畳の道、野出峠の茶屋跡を経て小天温泉に向かいます。



距離:43.1km
最大標高差:391m
平均斜度:(上り5.9%、下り4.8%)
獲得標高:(上り922m、下り930m)
※ 車道ではない「石畳の道」付近など一部正確にトレースできていません。


県道1号線を鳥越峠の茶屋から吉野郵便局まで緩やかに下り、右折して暫く上ります。
雨続きだったせいで普段より湧水量が多く、路面を勢いよく流れ下りています。
標高183.4m
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石畳の道に到着。
熊本と高瀬(現在の玉名市)を結ぶ、かつての往環(幹線道路)。
標高234.8m
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石碑には漱石が詠んだ歌が刻まれています。
「家を出て 師走の雨に合羽哉」
03_20130909212436037.jpg


石畳の道の途中にある天明年間(1781~1789年)建立の地蔵は、1897(明治30)年にここを通った漱石の姿も見ていたに違いありません。
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小天から熊本城下の新町の市場まで、かつては馬に蜜柑を背負わせて往来していたそうです。
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文化財級の石畳、自転車は押して歩きます。
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石畳の道が途中から「石畳の水路」に・・・
数日前まで降り続いた雨によって増えた湧水が流れ込んでいました。
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乾いたところでも苔で滑りやすいので転ばないように慎重に押し歩き。

ようやく「石畳の道」に戻りました。
この右手の山上から流れてくる湧水が流れ込んでいました。
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ここでちょっと自転車に乗ってみましたが・・・
結構な勾配があるようで、石畳の凸にタイヤが当たると簡単にフロントが持ち上がり、石畳の溝にタイヤを取られて思わぬ方向へ進んで危ないので、すぐに降りました。
ちなみにsoftbankの携帯は圏外なので無茶して怪我しても助けは呼べません。


石畳の道から舗装路になり、蜜柑畑の間の坂道を黙々と上ります。
標高313.3m
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野出峠の茶屋跡
標高371.3m
大正11年に解体されるまで茶屋があった場所、現在は石碑が建っています。
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右手に有明海と雲仙、左手に宇土半島と天草が一望できる開放的な眺め。

一服しながら景観を楽しみ、渋茶をすすりながら菓子を口に運んで疲れを癒す・・・かつての旅人を想像してみます。
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鳥越峠の茶屋と野出峠の茶屋のどちらか、あるいは両方で漱石たちも休んだものと思われます。


約8kmの緩やかで長いカーブを下って・・・
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国道501号線沿いにある前田家別邸に到着。

草枕の舞台「志保田家の那古井の宿」のモデルとなった建物です。
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漱石が訪れた当時は3階建ての母屋と本館、広い浴場と離れからなる豪壮な邸宅でしたが、現在は離れのうち漱石が宿泊した6畳間と浴場だけが残っています。
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当時の主、前田案山子(1828~1904)は細川藩に槍術指南として仕え、明治維新後は自由民権運動の闘士として干拓農地の免租運動などに奔走し、明治23年(1890)の第1回衆議院議員も務めた政治家。
明治11年(1878)に別邸を建て、中江兆民や岸田俊子(中島湘烟)、中国の革命家・黄興など多くの同志を迎え入れ、一部を温泉宿として解放していました。
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◇熊本県教育委員会HP
http://kyouiku.higo.ed.jp/page2022/002/005/page3877.html
◇漱石・草枕の里ウェブサイト
http://www.kusamakura.jp/web/maedake/kusamakura_bettei_top.html

主人公の画工が那美と初めて出会った場所。
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モデルは漱石、案山子の次女といわれています。


前田家別邸の近くにある旅館「那古井館」にて
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1959年式DATSUN♪
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交通量の多い海沿いの国道501号線から県道101号線に入り、再び鳥越峠の茶屋を目指して約9km上り続けます。
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平安時代、京都で美貌と文学的才能で名声を得た桧垣(ひがき)が晩年に日参し、その700年後に剣豪宮本武蔵が「五輪の書」を書き上げた「雲巌禅寺」の案内を右手に見ながら通過して、鳥越峠の茶屋近くの交差点に到着。
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雲巌禅寺
http://www.ajkj.jp/ajkj/kumamoto/kumamoto/kanko/reigando/reigando.html

加藤清正が亡父供養のため天正13(1585)年に建立した本妙寺を左手に通過しながら、標高279mからの下り約5kmを一気に駆け下ります。
本妙寺
http://www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?id=75&type=A


無事、スタート地点の藤崎八旛宮に到着
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苔で滑り水浸しになりながら自転車を押し歩いた石畳の道が、最も脚にきました(笑






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