Combined Hard and Soft ~書斎ガレージ~

DIATONE DP-EC1 オートアームの修理  


操作パネル下の超小型マイクロスイッチ4個、ピッチコントロールVR1個、オートアームのベルト3本、RCAケーブルの交換を済ませたDP-EC1。
前回の修理から4年が経ち、数日前からオートアームの水平移動がぎこちなくなりました。

4年前の修理の様子
http://brassbadge.blog.fc2.com/blog-entry-494.html

前回の修理ではバンコードを熱溶着接合して製作したベルト2本を装着しています。
そのうちの1本、水平移動用のベルトが接合部分で外れていました。
原因は4年前の溶着不良です。
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DP-EC1は垂直移動と水平移動を別々のモーターで駆動しています。
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垂直・水平どちらもモーターに付いている直径4.9mmの金属製プーリーは同一ですが、垂直用の樹脂製プーリーは直径25.4mm、水平用は29.0mmとなっています。軸間距離(分解せずに計測しているため測定精度が低い)は垂直・水平それぞれ32.7mmと28.5mm。

それぞれの数値を下記の算式に当てはめ、円周率で除してベルト内径を割り出すと垂直・水平それぞれ36.0mm、35.1mmとなりました。

(aプーリー直径+bプーリー直径)×1.57+軸間距離×2=ベルト長さ




内径35mm、太さ1.5mm前後の市販品のゴムベルトを探して交換、無事復旧です。

スムーズな垂直・水平移動


DP-EC1のオートアーム修理に必要なゴムベルト
  内径35mm、太さ1.5mm前後 角(丸)ベルト×2
  内径11㎜、幅2.5㎜、厚0.6㎜ 平ベルト×1
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  特殊なサイズの平ベルトはヤフオクを通じてオーダーメイドしました。
  http://sellinglist.auctions.yahoo.co.jp/user/peccopohn



ついでに回路図と見比べながら基板上の電解コンデンサーをリストアップしておきます。
製造から40年近く経ち、被覆がめくれてきている物も散見されるのでそろそろ交換時期でしょう。
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機器のメンテナンスには、サービスマニュアル(回路図)を用意しておくのがベターです。



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DIATONE DP-EC1 インシュレーター交換  


1976年発売の三菱電機製フルオートレコードプレイヤー、DP-EC1。

スペック等詳細については「オーディオの足跡」へ

1976年のグッドデザイン賞を受賞している


シリーズ名のECはエレクトリックコントロールの略であり、発売当初から高評価を得た当機はモデルチェンジを重ねて1980年のDP-EC1MKIIIまで発展。その後DIATONEのレコードプレイヤーは、アームがカッティングマシンと同じようにレコード盤上を直線移動するリニアトラッキング方式を採用したLTシリーズへ移行していく。

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過去4年以内のメンテナンス内容
・トーンアーム駆動ベルト(3本)交換
・操作スイッチ-超小型マイクロスイッチ(4個)交換
・ピッチコントロールボリューム交換
・軸受けオイル交換・マイクロロン充填
・RCAケーブル・コネクタ交換
・非磁性体製スパイク装着


機材入替の容易化のため、今回はTechnics製ラバーインシュレーターを装着した。

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左が11kgの重量を支えていたオリジナルのインシュレーター、右が重量12kgのTechnics SL-1200MKIIIを支えるインシュレーター。

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DP-EC1の筐体下部には大きく張り出した個所があり、4個のうち1個がそれに干渉するのでM6ナットをスペーサーとして取り付ける。

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装着後
無事、筐体との干渉を避けた奥のインシュレーター。

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DIATONE DP-EC1 ターンテーブルマットのクリーニング  

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DIATONE MITSUBISHI DP-EC1 回転ムラの修理  






前回のオートアームの修理に引き続き、今回は回転ムラの修理についてお知らせします。

回転ムラの修理で、私の経験上、まずなすべきことはピッチ調整用ボリューム1個、操作スイッチの下にあるマイクロスイッチ4個の交換です。

スイッチ類、ボリューム類、電解コンデンサは消耗品と割り切って同規格品が手に入る限りどんどん交換しましょう。

オリジナルのボリュームはツマミ部分にギザギザのローレットがあるタイプ、シャフト部分はねじ切り部を含めて約20ミリ、Bカーブ特性の3Kオーム。
http://www.garrettaudio.com/
「ポット&つまみ」「Garrettaudio Original」「MMP16」にあるMMP164K7B、4.7Kオームを使用しました。

マイクロスイッチは5A 125V 3A 250V AC オムロンのHPで超小型(Sサイズ)と分類されている物が必要となります。
松下AVT3202 3A 250VACを使用しました。
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g89118118

①ダストカバー、プラッター、カートリッジを取り外し、トーンアームを固定する。
②適当な高さになるよう本などで台をつくり、ターンテーブルを裏返しにする。
③ネジを全て外すと、下側のカバーが外れる。
④マイクロスイッチが装着された基板およびピッチコントロール用ボリュームは左、前側にある。それぞれ元の状態と同じようにハンダ付けして部品を交換する。
⑤基板を元通りネジ止めして、下側のカバーを取り付ける。
⑥裏返して、プラッター、ダストカバーを取り付ける。

以上で回転ムラの症状はほぼ直ると思います。
これでも微妙に回転ムラが生じる場合には、電解コンデンサの全交換が必要となってきます。
現在、電解コンデンサを集めているところなので全交換が済んだら改めてお知らせする予定です。






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DIATONE MITSUBISHI DP-EC1 オートアームの修理  








DIATONE DP-EC1 1976年発売 120,000円


DIATONEのターンテーブル3機種目の紹介となります。

本機はフルオート機ながら、当時の専門誌で、トーンアーム単体での評価も高く、マニアにも受け入れられる初のオート機として紹介されていました。

一見プラ製にも見えるキャビネットは、実はアルミダイキャスト製、凄まじく重い。

本機を入手して手元に届いたら、嬉しいことにSHURE V15TYPEIIIが針折れながら付属していましたが、オート機能せず、回転ムラもある状態でした。

現在、オートアームの修理、回転ムラの修理を終え、電解コンデンサの全交換を控えている状態ですが、今回はオートアームの修理についてお知らせします。

構造図の3つの赤矢印は交換必要なゴムベルトを指しています。

④、⑤のベルトはベタツキ、緩みがありながらも原形を保っていると思います。
このベルトは1.5㎜径のバンコードを現物合わせにて作成して代用しました。
バンコードは高い耐久性から工業用機械にも使われており、オーディオ修理の世界でもカセットデッキやCDプレイヤーの駆動部分に用いられている部品です。
バンコードは熱溶着にて一本のコードをベルト状に形成する必要がありますが、この製作方法についてはネット上に多数あるので、そちらをご参照ください。

もう1つの赤矢印のベルトは、私の機械では跡形もない状態でした。
樹脂製のローラーに巻き付けてゴムローラーとして機能しているので、3本中で最も劣化が早いと思われます。ブチルゴムの薄いシートで代用品を作ってみましたが、摩擦に耐え切れずすぐに切れたため、製作をあきらめヤフオクでオーダーを受け付けている方に、内径11㎜、幅2.5㎜、厚0.6㎜ 平ベルトを発注して取り付けています。1年ほど日常的に稼動してますが問題なくスムーズに動作しています。

本機は現在も仕上げの途中ですが、回を改めて回転ムラの修理についてご報告します。




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